今年の2月頭ころに ミモザのハーバリウムを作りましたー
という記事を書きました。
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ミモザのハーバリウムとペン立て
3/8はミモザの日だそうです。2日前に知りました。 ミモザという植物を知るより先に私が知っていたのは「ミモザサラダ」です。 「なんでミモザ?というかミモザって何?」と思って調べるとサラダの上にみじん切 ...
それから10か月が経ちます。
そのミモザのハーバリウムの現在がこちらです。

おわかり頂けるでしょうか?
オイルに色がついています。
今回は少しためになりそうなハーバリウムの色落ち・色抜けについて書いてみます。
目次
ハーバリウムの色落ち・色抜けと花材の種類
ハーバリウムを作る上で知っておいた方が良い事のひとつですのでご紹介します。
花材によっては「色落ち・色抜け」するという事です。
ハーバリウムの花材には大きく分けると2つあります。
ドライフラワーとプリザーブドフラワーです。
それぞれの特徴を簡単に説明すると
ドライフラワー
生花や葉、木を日陰で風通しの良いところに吊るして作る。
風通しの良いところで干して水分を抜いて作るので、花材はカサカサしている。
プリザーブドフラワー
グリセリンが含まれる特殊な液体に浸して作る。
ドライフラワーに比べて手間がかかる。
見た目が生花に近い。
種類はありますが、製作過程で着色されているものがあります。
今回のミモザはドライフラワーを使用しましたがオイルの色味が黄色っぽいのが分かります。
お花の辺りから色が抜けたのかもしれません。
考えてみると「草木染め」という方法があるくらいですから植物から色素が抽出されてもおかしい事じゃないような。(これが正しい理由かは調べてもよくわかりませんでした。)
他に作った事のあるハーバリウムを見てみると

作ってから2年は経過しているハーバリウムです。
左のアジサイとプリザーブドフラワーのバラの花びらが入ったハーバリウムは花材の量が少なくはありますが色落ちの感じはあまり見られません。
右の花の花材はほとんど入っていないハーバリウムも少しだけ茶色っぽさが見えるような…くらいな色でほとんど色落ちはしていません。
どれが色が抜けたり落ちたりする花材なのかというのは
花材の販売会社や、作った後のハーバリウムを置いてある環境で変わります。
完成前にどのくらい色落ち・色抜けするかというのは予想は出来ても完璧な答えは出せないと思います。
色落ち・色抜けしたハーバリウムはどうなのか
どうなのか。という抽象的な表現で申し訳ないのですが(汗)
良いのか悪いのかと聞かれれば「ハーバリウムの作成意図によって良くも悪くもなる」と言えると思います。
良く言えばオイルに抽出した色味が全体のイメージに合っているなら
「ヴィンテージ感が出ている」とも表現できます。
今回のミモザのハーバリウムをコンセプトから考えると
今回のミモザのハーバリウムは「ミモザの黄色と緑のコントラスト」に注目して作りました。
ですので瓶の中の色味は花材以外はクリアであって欲しいので、オイルはできるだけ透明であるのが理想です。
この状態はちょっといただけません。
ではオイルに色味が出てしまった時はどうしたらよいのでしょうか。
色味が出てしまったハーバリウムはどうしたらよいのか
色味が出てしまった場合はオイルを入れ替えればまたクリアな状態にできます。
※オイルの処理については地方自治体のごみの処理の仕方によって異なります。油の処理と同じ様に行ってください。
さっそくやってみます。
オイルの交換前


交換後


いかがでしょうか?
製作意図である「黄色と緑のコントラスト」が戻ったような!
ミモザ自体の退色もそこまで無いような気がします。
私としては満足できる仕上がりになりました。
ハーバリウムを作ってプレゼントしたいと思った時に気に留めておいて欲しい事
ハーバリウムは保管や管理が簡単なのでお花好きな方へのプレゼントに最適と良く言われます。
自分で作った世界にひとつだけのハーバリウムをプレゼントしたいと思った時にはワークショップや体験教室に行けば作ることができますし、材料を購入すれば自分の家で作ることもできます。
もし自分で作ったハーバリウムをプレゼントしたいという時は、早めに作って色落ち・色抜けの様子を確認してからの方が良いでしょう。
ハーバリウムはオイルが花材に浸透して完成します。
花材に浸透する時間は使用するオイルと花材の素材によって異なります。
余裕があるなら一か月くらいは余裕を見た方が良いと思います。
最後にオイルの種類に触れましたが次回はハーバリウムオイルについて書いていきます。